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基本編

成功のための五カ条
ライフスタイルは十人十色。でも暮らしの達人たちには共通点があります。
1.テーマがある
2.生活手段がある
3.家族が同意している
4.人間関係が良好
5.地域について知っている

1.テーマを決める

モノやサービスをお金で買う都会生活と違い、田舎での楽しみは生活を「作りだす」ことにあります。 家庭菜園で自給自足的生活、農業に従事、工房やレストラン経営など、目的によって地域も探す方法も異なります。 まずはやりたいこと、できそうなことを決めてから、それに適した場所を絞り込んでいくことです。 “200坪○百万円海一望”といったように、雑誌やインターネットでは物件が多数紹介されていますが、物件の魅力だけで決めてしまうのは危険です。

2.生活手段を確保する

多くの人が不安の第一に挙げるのが「仕事」です。ペンションやレストラン経営、農業、林業、漁業といった田舎ならではの仕事や、木工や陶芸などの工房を開き、体験教室や作品の販売で生計を立てている人もいます。最近は起業する人も増え、様々な方法で田舎暮らしを実現しています。

3.家族の同意を得る

リタイア後の夫婦では、配偶者(妻)の反対によって断念するケースが多く、移住の第一関門と言われています。「都会が好き」「友人と離れたくない」「家事が増えるから」などが主な反対理由です。
夫婦で夢を実現したいのなら、とにかく話し合って意見のすり合わせをするしかありません。家事を積極的にやり、一緒に田舎めぐりをすることで同意にこぎつけたという人もいます。 単身で田舎に移住し、半別居生活を選ぶカップルもいます。この場合は二重生活になるため、生活費の分割方法などをきちんと決めておく必要があります。

4.田舎の人間関係

快適に生活するために、人付き合いは避けて通れません。以前は閉鎖的だった地域も、最近は過疎化が進んでいることもあり、かなりオープンな雰囲気です。地方自治体も、移住者受け入れに積極的です。移住者の会が発足している地域もあります。 とはいえ、地域との関わりを絶ち、自由気ままに暮らそうとする人は歓迎されません。地元の人は地域に溶け込める人を求めています。移住者と地元住民の間で摩擦が起きているところもあります。 地域で何らかの役割を担い、貢献することは心構えとして必要です。

5.地域を知る

失敗談を聞いてみると、原因の多くは地域に関する知識不足にあるようです。 例えば、こんな声が寄せられています。
「移住先が台風の通り道だった。度重なる被害に疲れ、都会に戻った」
「夕食に隣人を招待したところ、他の人も勝手に連れてきた。不愉快だったが、後で土地の習慣であることを知った」
「冬の寒さが予想以上に厳しかった」
風土や歴史、人々の習慣など、知っておいて損になることはありません。事前に知っていたら回避できるストレスもあります。物件を探す前に、最低限度の基本情報は押さえておきましょう。
 
 
王道はない
都会人が抱く不安に、田舎のおつきあいがあります。 地域の人々とよい人間関係が築けるのか、田舎独特の慣習になじめるのか。面倒なつきあいはまっぴらだ、という人もいるでしょう。 田舎では人づきあいをしないで暮らせるのか。答えはノーです。 人が少ない分、つながりは都会よりもずっと濃いのです。

田舎は身内意識が強い

田舎は共同体意識が強い社会です。共同作業を全て拒否するようでは、居心地が悪くなるだけです。消防団や町内会の役員を頼まれることもあります。地元に溶け込むチャンスと思い、できる範囲で引き受けることです。ただし、無理して何でも引き受けると後が大変。適度な距離は保つことがポイントです。 田舎は同質性の高い社会ともいわれます。目立ったことをすると敬遠されたりもしますが、何でも相談してみることが得策です。 地元の人が一番知りたいこと、それはあなたが何者なのかということです。自分のことを積極的に話し、壁はさっさと取り払ってしまいましょう。

風景
 
 
まずは挨拶から

できるだけ早い時期に近隣への挨拶をすませます。引越当日より、住居を決めた段階で挨拶回りをしておくとよいでしょう。 野菜などを差し入れてもらったら、次にちょっとしたお礼を。そうすることで、つきあいは自然に広がっていきます。公民館に出かけてみるのもいいかもしれません。

都会からの移住者は基本的に歓迎されています。 歓迎される人とそうでない人の違いは、地域社会に溶け込む気があるかどうかに尽きるでしょう。 地方再生には人口増加が重要なファクターです。かつては若い夫婦の転入が好まれるという傾向がありました。しかし最近は、元気で意欲的な団塊世代に地域活性化を期待する声が高まっています。

新住民コミュニティは強い味方

比較的都会に近い地域では、地元住民が移住者の受け入れに慣れているところもあります。人づきあいが不安という人は、こうした地域を選ぶのも一つの方法です。移住者の新しいコミュニティができあがっており、不安や興味も分かち合えるでしょう。 また、移住者には新参者としてのメリットもあります。先祖代々のしがらみがない分、誰とでも気楽なつきあいが可能なのです。 共同体の一員であるという意識、持ちつ持たれつの関係を心がけていれば、地元の人ともよい関係が築けるでしょう。
 
 
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